山川せいこう 写真研究室 43459

山旅での写真


続 オートガイド

1:やまかわ:

2018/06/14 (Thu) 12:03:44

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https://bbs4.fc2.com//bbs/img/_312000/311993/full/311993_1528945424.jpg 昨夜の晴れ間に何度目かのオートガイドのテストをやりました。今回はQHYCCD社のCCDカメラとPHD2ガイドソフトとの組み合わせです。さすがに世界的に定評のあるオートガイド用ソフトだけにほぼ満足できる結果でした。撮影条件は 630mm F5.6 ISO100 3分の露光で明るい星はスピカです。

PC不要のエムゲンはノイズが多くてガイド星がうまくとらえられません。また、操作画面が小さく、英語表記で文字も小さく暗い中では操作に時間と疲労が嵩みます。ガイド星がうまく捉えられないのはおそらく空の明るさのせいでしょう。

QHYCCDのカメラとステラショットの組み合わせではガイド星はよく写りますがソフトの操作が煩雑でパラメーターの設定も多岐にわたります。ステラショットでのガイドの結果はガイドなしの方が星の流れは少ないという結果でした。620mm 30″の露光ではガイドなしで星像は流れませんが、この組み合わせのオートガイドを使うとノータッチの時よりも成績が悪く、星が流れて写ります。設定項目が多いのはガイドが不調の時のクレームに対する言い訳にはなるでしょうが、ユーザーサイドに立ったもの造りとは到底言えませんね。そういう印象を持ちました。


PHD2は協栄産業で提供してくれるCD情報をPCにインストールしておけば日本語の画面で操作できます。ガイドの画面も非常にシンプルで扱いやすいです。
天体撮影では購入して使ってみなければわからないことが多くて大変ですが何とか大きな課題がひとつ解決して大いに満足しています。

オートガイドで東京郊外の撮影で問題になるのはSN比が低い空でも星が写るというカメラの感度と、ガイドソフトとのマッチングが重要と思われます。
2:やまかわ:

2018/06/14 (Thu) 12:09:00

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https://bbs4.fc2.com//bbs/img/_312000/311993/full/311993_1528958220.jpg スピカ周辺に続いて撮ったM4です。露光は1分、ISO400で他は前の写真と同じ条件です。いずれもトリミングしています。

ステラショットのオートガイド機能については不満だらけで、あんなものに付き合った時間が惜しくて大変腹立たしい思いです。後発である分、ソフトの作り方に相当無理があるのでしょうね。また、この製品ではカメラコントロールや天体自動導入の機能がついていますが、通常の一眼レフカメラ+タイマーレリーズとビクセンStarbook 10の導入機能があればそれで必要かつ十分で、全く余計なお世話なわけです。自動導入機能のない赤道儀であればそれを中心に利用する方法もあるかと思いますが、少なくともビクセンStarbook 10シリーズの赤道儀には無用の長物です。アストロアーツ社も他のソフトには利用できるものもありますが、ステラショットに限っては大いにミスショットでしょう。


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